TANZAM の無料は 1 日 10 語で足りる?TOEIC の語数と Pro の料金
Otteric 編集部 ・ 公開
要約
足りるかどうかは、1 日にどれだけ新しい語を入れたいかで決まります。TANZAM の無料プランは、新しい単語が 1 日 10 語まで、復習は無制限で、単語帳の利用制限はありません。TOEIC 対策の単語帳は 4,300 語なので、毎日 10 語をきっちり進めても、全部に一度ふれるのに約 430 日かかります(この日数は 4,300 ÷ 10 の計算です)。試験まで 3 か月なら、新しく入れられるのは最大でも約 900 語です。無料のままで足りるのは、期間に余裕があるか、頻出語を絞って覚える場合です。短期間で一気に進めたいなら、新しい語の上限がなくなる Pro(公式のお知らせでは月額換算 1,200 円・1,000 円・720 円)が選択肢になります。
「TANZAM は無料で使えると聞いたけれど、1 日 10 語までだと TOEIC には足りない?」「Pro にしないと使えないの?」という疑問に答えます。無料の制限の中身、TOEIC の単語数に当てはめた日数、Pro で何が変わるかを、公式の案内とストアの掲載で確かめてまとめました。
確認したのは、TANZAM 公式サイト、App Store の掲載、Google Play の掲載、公式のお知らせ「2024年1月に開始予定のProプランの詳細」(2023 年 12 月 10 日掲載)です。実際にアプリを使って試した記事ではありません。
無料プランの制限は「新しい単語 1 日 10 語まで」
App Store の説明文にある無料プランと Pro プランの違いは次のとおりです(2026年11月時点)。
| 項目 | 無料プラン | Pro プラン |
|---|---|---|
| 新しい単語 | 1 日 10 語まで | 無制限 |
| 復習の単語 | 無制限 | 無制限 |
| 単語帳 | すべて利用可 | すべて利用可 |
| 学習モード | 「おまかせモード」のみ | 「新単語のみ」「お気に入りのみ」など複数 |
| 広告 | 学習セットごとに表示。視聴モード(自動再生)中にも表示 | 学習中は表示なし |
Google Play の説明文でも、無料プランは「新規単語学習は 1 日 10 語まで、復習は無制限、単語帳の利用制限なし」と案内されています。つまり、TOEIC の単語帳を開けない、という制限ではありません。1 日に新しく入れられる語数と、学習モード、広告が無料と Pro の差です。
1 日 10 語で TOEIC の単語はどれくらい進むか
App Store の掲載では、TOEIC 対策の単語帳は 4,300 語です(英検対策 7,200 語、TOEFL 対策 4,300 語、IELTS 対策 3,400 語なども収録)。無料の 1 日 10 語で新しい語だけを進めた場合の目安を、単純な割り算で出しました。
| 期間 | 新しく入れられる語数(最大) | TOEIC 4,300 語のうち |
|---|---|---|
| 1 か月(30 日) | 300 語 | 約 7% |
| 3 か月(90 日) | 900 語 | 約 21% |
| 6 か月(180 日) | 1,800 語 | 約 42% |
| 全部にふれる | 4,300 語 | 約 430 日 |
これは毎日欠かさず 10 語を入れた場合の上限で、4,300 語を全部覚えるという意味でもありません。復習は無制限なので、復習の時間は語数に縛られません。
ここから、足りるかどうかは目的で分かれます。
- 試験まで半年以上あり、毎日少しずつ続けたい:1 日 10 語で足ります。半年で 1,800 語に出会えます。復習に時間を回せるので、「覚えたそばから忘れる」ことも減らしやすい作りです。
- 1 冊の単語帳を決めた期限までに一巡したい:たとえば 1,800 語を 90 日で一巡するには 1 日 20 語が必要で、無料の 10 語では 180 日かかります。この場合は上限が足りません。1 日に何語が妥当かの考え方は TOEIC の単語は 1 日何個? にまとめています。
- 試験まで 1〜2 か月で、知らない語を一気に詰めたい:無料の上限では間に合いません。
Pro の料金:公式のお知らせでは月額換算 1,200 円・1,000 円・720 円
公式のお知らせ(2023 年 12 月)では、Pro は 1 か月プランが 1,200 円 / 月、3 か月プランが 1,000 円 / 月、1 年プランが 720 円 / 月で始まると案内されています。月額換算の表記なので、3 か月・1 年で実際に払う合計は、この数字から計算した 3,000 円・8,640 円前後になると読めます(合計はお知らせに書かれた数字ではなく、この記事の計算です)。
現在の App Store のアプリ内購入には「1 ヶ月プラン ¥1,200」「3 ヶ月プラン ¥3,000」「1 年プラン ¥8,600」が並んでいますが、どれが Pro のどのプランかを示す説明は掲載にありません。
App Store のアプリ内購入の一覧には、このほかにも名前が同じ「1 ヶ月プラン ¥1,980」「1 年プラン ¥9,800」などの項目が並んでいますが、どれが Pro のどのプランかは掲載から読み取れませんでした。Google Play の掲載には「アプリ内購入あり」とあり、Pro の価格は確認できませんでした。実際の価格と更新の条件は、申し込む画面で確かめてください。公式のお知らせには、課金は自動ではなく、希望した人だけが手続きする形だとあります。
無料のまま続けるときの注意点
- 広告は学習セットごとに出ます:1 セット学習するごとに広告が表示されると案内されています。広告が気になる人は、Pro の理由になります。
- 学習モードは「おまかせ」のみ:「新単語のみ」「お気に入りのみ」で絞った練習は Pro の機能です。
- TOEIC の問題の練習は別に必要です:TANZAM は単語アプリです。TOEIC の Part 別の問題演習や模試は含まれないので、単語とは別に用意します。
TOEIC の問題で出会った単語を復習したい人は
単語の暗記を TANZAM に任せ、問題演習は別のアプリで進める組み合わせもあります。Otteric は TOEIC L&R 対策のブラウザアプリで、会員登録の前に 14 問・約 6 分の診断でいまのスコア帯と Part ごとの手応えが分かります。無料プランでは次のことが使えます。
- 演習が 1 日 3 セット(1 セット 5〜10 分)、30 問模試が月 2 回。期限なし・カード不要
- 演習で間違えた問題の単語が自動で単語帳に入る(設定でオフにできる)。無料は 100 語まで
- 根拠ハイライト付きの解説と、日本語の和訳
- 予想スコアとその推移
ただし、Otteric の単語帳は問題で間違えた語が対象で、TANZAM のように市販の頻出語を順に覚える単語帳ではありません。機能と料金は Otteric の特長 にまとめています。
よくある質問
TANZAM は無料で使えますか?
基本無料です。App Store と Google Play の説明では、無料プランでも単語帳はすべて利用でき、新しい単語が 1 日 10 語まで、復習は無制限とされています。広告が表示されます。App Store の説明では、無料プランの学習モードは「おまかせモード」のみです。
TANZAM の無料プランの 1 日 10 語は TOEIC には足りませんか?
TOEIC 対策の単語帳は 4,300 語です。毎日 10 語入れても全部にふれるのに約 430 日、3 か月なら最大 900 語です。試験まで半年以上あれば足り、1〜2 か月で一気に進めたい場合は足りません。
TANZAM Pro にすると何が変わりますか?
新しい単語の 1 日の上限がなくなり、「新単語のみ」「お気に入りのみ」など複数の学習モードが選べ、学習中の広告が表示されなくなります。復習が無制限なのは無料でも同じです。
TANZAM Pro の料金はいくらですか?
公式のお知らせ(2023 年 12 月)では、月額換算で 1 か月プラン 1,200 円、3 か月プラン 1,000 円、1 年プラン 720 円と案内されています。App Store のアプリ内購入の一覧にも似た金額が並びますが、どれが Pro のどのプランかは掲載から読み取れません。Google Play の掲載では価格を確認できませんでした。申し込む画面で確かめてください。
TANZAM は 1 日 10 語を超えて学習できますか?
無料プランでは新しい単語は 1 日 10 語までです。復習の単語は上限がなく、新しい単語の上限がなくなるのは Pro プランです。