TOEIC まで2週間・1週間・前日、今からできることは? 残り日数別の対策と当日のルール

Otteric 編集部 ・ 公開

要約

できることはあります。2週間あれば「本番と同じ200問・約2時間を1回通して解く → 間違えた Part を直す → もう1回通す」が回せます。1週間なら通しは1回にして、残りを苦手な Part の復習に使います。前日は新しい問題に手を出さず、持ち物と会場までの道順を確かめて寝ます。TOEIC L&R はリスニング約45分・100問、リーディング75分・100問で、誤答は減点されません。問題用紙への書き込みは禁止、受付時間が終わると休憩も退室もありません(いずれも IIBC 公式サイトで2026年10月25日に確認)。紙の公式問題集、IIBC の公式教材アプリ、試験日から逆算して出題する Otteric(無料で30問模試を月2回、演習を1日3セット)から、残り日数に合うものを1つ選んでください。

試験まで2週間、1週間、あるいは明日。残り時間が短いときに迷うのは、「何をやるか」より「何をやらないか」です。このページでは、TOEIC L&R の公式の試験形式と当日のルールをもとに、残り期間ごとの優先順位と1日の時間の使い方をまとめます。試験形式・当日の案内・注意事項は、IIBC の公式サイトで2026年10月25日に確かめました。ルールは変わることがあるので、受験前に受験票と公式サイトも見てください。

まず押さえる数字:200問・約2時間、リーディングは75分で100問

IIBC の「テストの形式と構成」によると、TOEIC L&R は約2時間で200問を解くマークシート式のテストです。解答はすべて、問題用紙とは別の解答用紙に記入します。

セクションPart内容問題数
リスニング(約45分・100問)Part 1写真描写問題6問
Part 2応答問題25問
Part 3会話問題39問
Part 4説明文問題30問
リーディング(75分・100問)Part 5短文穴埋め問題30問
Part 6長文穴埋め問題16問
Part 7読解問題(1つの文書29問・複数の文書25問)54問

直前の対策に関係するのは、次の3点です。

  • リスニングは音声のペースで進みます。 自分で時間を配分できるのはリーディングの75分だけです。
  • リーディングは1問あたり平均45秒です。 75分を100問で割った数字です。Part 7 だけで54問あるので、Part 5・6 に時間をかけすぎると Part 7 の最後まで届きません。
  • 誤答は減点されません。 IIBC の「テスト結果について」は、答えに迷ったら「どれか1つにマークすることをお勧め」しています。スコアはリスニング5〜495点、リーディング5〜495点、合計10〜990点(5点刻み)です。

リーディングの75分の配分は、公式には決まっていません。直前に通しで解くときの目安として、たとえば次のように決めておくと、時計を見るたびに遅れが分かります。

Part問題数配分の一例1問あたり
Part 530問10分20秒
Part 616問8分30秒
Part 754問57分約63秒

これは 75分を割り振った計算上の一例です。自分の通し練習の結果を見て、Part 5 に時間がかかる人は Part 5 を短めに、Part 7 が読み切れない人は Part 5・6 を詰めるなど、調整してください。

残り期間ごとにやること(一覧)

残り日数によって、できることの量が違います。共通しているのは「本番と同じ時間で一度通して解き、間違えた Part を直す」という順番です。1日の時間は、平日に確保しやすい量を目安として書いています。

残り期間優先すること1日の時間の目安使うもの
2週間200問を2時間で通して解く(1回目)→ 間違えた Part を直す → 2回目の通し平日1〜2時間・休日に2時間の通しを1回公式問題集(紙かアプリ)1冊、Part 別の練習
1週間通しは1回だけ。残りは苦手な Part の復習と、リーディングの時間配分の練習1〜1.5時間公式問題集1回分、短い模試、Part 別の練習
3日前〜2日前解いた問題の解き直し。新しい教材は増やさない30分〜1時間これまで解いた問題、間違えた問題の一覧
前日持ち物・会場・道順の確認。解き慣れた問題を軽く30分程度まで受験票、本人確認書類、聞き慣れた音声
当日受付時間内に着く。会場では耳と目を英語に慣らす程度開始前の短い時間だけ聞き慣れた音声、見慣れた単語帳

以下、期間ごとに詳しく書きます。

残り2週間:通しを2回、間に「直す」期間をはさむ

2週間あれば、本番形式の通し練習を2回入れられます。1回目で現在地と時間切れの場所を確かめ、2回目で直したことが効いているかを見ます。

1〜2日目:200問を2時間で通して解く。 公式問題集の1回分を、時間を計って、休まずに解きます。本番は受付時間が終わると休憩がないので、練習でも途中で止めないのが大事です。リーディングでは、どこで75分が終わったかに印をつけておきます。

3〜4日目:答え合わせと原因分け。 間違えた問題を、Part ごとに数えます。そのうえで、原因を次の3つに分けます。

  • 単語や文法を知らなかった(Part 5・6 に多い)
  • 聞き取れなかった、読み切れなかった(Part 3・4・7 に多い)
  • 時間が足りずに解けなかった(Part 7 の後半に多い)

5〜11日目:間違いの多い Part を直す。 2週間で全部の Part を均等にやる時間はありません。1回目の通しで間違いが多かった Part を2つほど選び、そこに時間を使います。

  • Part 2(25問)と Part 5(30問) は1問が短く、1日の中で何十問も回せます。間違えた問題を解き直し、なぜその答えになるかを説明できるまで繰り返します。
  • Part 3・4 は、同じ音声を何度も聞き直すのが中心です。新しい音声を増やすより、1回目の通しで聞き取れなかった会話を、スクリプトを見ながら聞き直すほうが短期間でも進めやすいです。
  • Part 7 で時間切れになった人は、リーディングだけを75分で解き直し、上の配分表のように Part ごとの時間を決めて練習します。

12〜13日目:2回目の通し。 1回目とは別の回を、同じ条件で解きます。新しい問題集を買う必要はありません。2026年10月19日に出た「公式TOEIC Listening & Reading 問題集13」は、IIBC のプレスリリース(PR TIMES、リセマム掲載)によると「本番さながらの問題を2回分(計400問)収録」しています。1冊あれば通し2回分が足ります。

14日目(前日): 後述の「前日」に進みます。

前回のスコアが450点前後のときは、2回の通しで Part 7 の最後まで届かないことが多いはずです。その場合は、Part 7 を全部解こうとするより、Part 5・6 を時間内に終え、Part 7 で解ける問題を確実に取るほうに時間を使ってください。解けなかった問題も、誤答の減点がないので、最後に必ずどれかをマークします。

残り1週間:通しは1回、残りは苦手な Part に絞る

1週間しかないときは、通しを2回入れると復習の時間がなくなります。通しは1回にして、その結果を見て直す期間を長く取ります。

  • 1日目:200問を2時間で解く。 平日に2時間取れないときは、リスニング(約45分)とリーディング(75分)を別の日に分けても構いません。ただし、各セクションの中では止めずに解きます。
  • 2〜5日目:間違いの多い Part を1〜2つに絞って直す。 やり方は2週間の場合と同じです。単語を覚え直すなら、新しい単語帳を始めるより、通しで分からなかった単語だけを抜き出して見直します。
  • 6日目:リーディングだけ、時間を計って解き直す。 配分を決めて解き、Part 7 にどれだけ時間が残るかを確かめます。
  • 7日目(前日): 後述の「前日」に進みます。

2時間の通しが取れない日が続くなら、短い模試で時間の感覚だけでも確かめておくと、本番で慌てにくくなります。

前日:新しい問題は解かず、持ち物と道順を確かめる

前日にできることは、「当日に困らない準備」と「解き慣れた問題で頭を英語にすること」の2つです。新しい模試を丸ごと1回解くと、時間も体力も使い、結果が悪かったときに不安だけが残ります。

IIBC の当日の案内に書かれている持ち物は次のとおりです。

  • 受験票(試験日の約1週間前までに発送されます)
  • 証明写真1枚(規定を満たしたもの。裏面に氏名と受験番号を書き、受験票の貼付欄に貼る)
  • 本人確認書類(有効期限内・顔写真付きの原本。運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、顔写真付きの学生証など。写真やスクリーンショットは不可で、スマホ用電子証明書も不可)
  • 筆記用具(鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム)
  • 腕時計

腕時計は忘れやすい持ち物です。試験中に時刻のアナウンスはなく、置時計や、携帯電話・ストップウォッチ・スマートウォッチなど計時以外の機能が主の機器は、時計として使えません。

あわせて、受験票の会場名と、会場までの道順・所要時間を確かめておきます。受付時間内に着かないと受験できないからです。

勉強は、解いたことのある問題を軽く見直す程度にします。たとえば、通し練習で間違えた Part 5 の問題を解き直す、聞いたことのある Part 2・3 の音声を聞く、などです。

当日:受付時間・休憩なし・書き込み禁止を知っておく

当日の案内のタイムテーブルは次のとおりです。

項目午前実施午後実施
受付9:25〜9:5514:05〜14:35
試験の説明・音テスト9:55〜10:2014:35〜15:00
試験10:20〜12:2015:00〜17:00
問題用紙・解答用紙の回収12:20〜12:3517:00〜17:15
解散(予定)12:3517:15

受付時間が終わると、休憩はなく、退室も認められません。受付終了から解散までは2時間40分あるので、トイレは受付時間のうちに済ませておきます。

IIBC の注意事項で、試験中に禁止されていることのうち、直前の対策に関係するものは次のとおりです。

  • 問題用紙への書き込み・解答用紙の所定欄以外への書き込み。 問題用紙にメモをしたり、選択肢に印をつけたりはできません。練習のときから、問題用紙に書かずに解く習慣をつけておきます。
  • リスニング中にリーディングの問題を見る・解く、またはその逆。 リスニングの時間を使ってリーディングを先に進めることはできません。
  • 携帯電話や電子機器の使用、電源を切らずにいること。 受付時間が終わってから教室を出るまで、電源を切ります。スマートウォッチなど通信機能のある機器は、試験教室で使えません。
  • 飲食。 試験教室では、ガムやあめを含めて食事はできません。キャップや蓋のついた飲み物なら、試験中も水分補給ができます。

会場に着いてから試験開始までの時間は、聞いたことのある音声を聞く、見慣れた単語帳を眺めるなど、知っているものに触れる程度にします。受付時間が終わると電源を切るので、スマホで音声を聞くなら受付時間内に終えます。

試験が始まったら、リーディングは配分を決めた時刻で時計を確かめ、残り数分になったら、解けていない問題にもすべてマークします。

直前に使う教材の選び方

残り2週間を切ったら、教材は1つか2つに絞ります。ここでは、本番形式で解けること、Part 別に練習できること、スマホで使えることの3点で比べます。各社の価格と内容は2026年10月25日に公式ページで確かめました。

教材料金本番と同じ200問時間を計るPart 別の練習スマホ直前の使い方
公式問題集(書籍)書店の表示価格あり(問題集13は2回分・計400問)自分で計る解説を見て自分で選ぶ音声は公式教材アプリで無料ダウンロード2時間の通しを紙とマークシートで
IIBC 公式教材アプリアプリは無料。問題集13は ¥3,300(アプリ内購入)あり(模試モード)タイマー機能あり学習モードで問題・パートごとiPhone・Android書籍を持っていればマークシート機能で自動採点
Otteric無料(演習1日3セット・30問模試 月2回)。プレミアム月額¥890/年額¥7,500プレミアムで200問模試(約120分)模試で計測Part 1〜7 の Part 別練習ブラウザで動く(インストール不要)30問模試(約18分)で現在地、苦手な Part を Part 別練習で

公式問題集と公式教材アプリ。 IIBC の公式教材アプリの紹介ページによると、模試モードではタイマーで時間を計りながら本番同様に200問を解けます。学習モードでは問題やパートごとに自分のペースで進め、分からない問題はすぐに解説を見られます。すべての公式問題集の音声をダウンロードでき、書籍の公式教材を持っている人はマークシート機能で答え合わせとパートごとの正答率を確認できます(一部対象外の教材あり)。模試モードと学習モードを使うには、アプリ内で教材を買う必要があります。App Store の掲載では、アプリは無料で、「公式 TOEIC L&R 問題集13」が ¥3,300、Part 5 だけを集めた「公式TOEIC L&R Part 5完成60問」(4冊)が ¥1,650 などで並んでいます。利用には TOEIC 申込サイトへの無料会員登録が必要です。

本番と同じ200問を本番と同じ時間で解く練習には、公式問題集がいちばん素直な選択肢です。紙の解答用紙に鉛筆でマークする感覚まで練習したいなら書籍、スマホで時間を計って解きたいならアプリ版が向いています。

同じことを Otteric でやると

Otteric は、ブラウザで使う TOEIC L&R 対策アプリです。料金は税込・2026年10月時点のものです。

  • 試験日から逆算して出題します。 試験日を設定すると、苦手な Part・復習のタイミング・試験日までの残りをふまえて、その日の3セットが並びます。1セットは5〜10分です。試験日から逆算したスケジュールは無料プランでも使えます。
  • 30問模試で現在地を確かめられます。 30問模試は約18分で、無料プランでは月2回まで受けられます。結果に予想スコアが出ます。200問を通す2時間が取れない日に、時間を計って解く感覚を確かめる用途に向いています。
  • Part 別の練習で苦手な Part に絞れます。 Part 1〜7 のすべてに対応し、苦手な Part だけを集中して練習できます。無料プランの演習は1日3セットまでで、おすすめ・分野別のどちらに使っても構いません。
  • 解説には根拠のハイライトと和訳がつきます。 答え合わせのあと、本文のどこが答えの根拠かを見て直せます。無料プランでも使えます。
  • 約6分の診断があります。 14問で、いまのスコア帯と優先すべき Part が分かります。前回のスコアが古い人や、まだ受けたことがない人が、どの Part から直すかを決めるのに使えます。

できないことも書いておきます。

  • 無料プランで受けられる模試は30問だけです。 本番と同じ200問(約120分)・100問(約60分)・50問(約30分)の模試は、プレミアム(月額¥890、年額¥7,500)の機能です。いつでも解約できます。
  • 紙のマークシートで解く練習はできません。 紙と鉛筆で2時間解く練習は、公式問題集の書籍のほうが向いています。
  • 無料プランの学習履歴は2週間分です。 全期間の履歴はプレミアムで見られます。

目的ごとの選び方

  • 残り2週間で、本番と同じ形式の通しを2回やりたい人: 公式問題集1冊(紙かアプリ版)。問題集13は2回分(計400問)入っているので、追加の模試は要りません。
  • 紙のマークシートと鉛筆で、本番の感覚まで練習したい人: 公式問題集の書籍。音声は公式教材アプリから無料でダウンロードできます。
  • 通しの結果をもとに、苦手な Part だけを毎日少しずつ直したい人: Otteric の Part 別練習。1日3セット(1セット5〜10分)まで無料です。
  • 2時間取れない日に、時間を計って解く感覚を確かめたい人: Otteric の30問模試(約18分・無料で月2回)。
  • 残り1週間で、何から直すか決まっていない人: Otteric の約6分の診断で優先すべき Part を確かめてから、公式問題集で1回通す。
  • 前日・当日の人: 新しい教材は増やさず、解いたことのある問題と聞いたことのある音声だけにする。持ち物と道順の確認を先に。

よくある質問

TOEIC まで2週間しかない場合、何から始めればいいですか?

まず公式問題集の1回分を、本番と同じ約2時間で休まずに解いてください。その結果で間違いの多い Part を2つほど選んで直し、試験の数日前にもう1回通して解くと、2週間で通しを2回入れられます。

TOEIC まであと1週間で何もしていません。今からでも間に合いますか?

1週間でも、本番形式で1回通して解き、間違いの多い Part を直すことはできます。通しは1回にして、残りの日を苦手な Part の復習とリーディングの時間配分の練習に使ってください。

TOEIC 450点から2週間でできる短期対策は?

450点前後では、リーディングの Part 7 が最後まで届かないことが多いです。Part 5・6 を時間内に終える練習と、Part 2・Part 5 の間違えた問題の解き直しに時間を使い、解けなかった問題も誤答の減点がないので必ずマークしてください。

TOEIC の前日は勉強しないほうがいいですか?

新しい模試を丸ごと解くのは避け、解いたことのある問題や聞いたことのある音声を軽く見直す程度にするのがおすすめです。持ち物と会場までの道順の確認を先に済ませてください。

TOEIC 当日の持ち物は何ですか?

IIBC の公式サイトによると、受験票、証明写真1枚、有効期限内で顔写真付きの本人確認書類の原本、鉛筆またはシャープペンシルと消しゴム、腕時計です。スマートウォッチや携帯電話は時計として使えません。

TOEIC は問題用紙に書き込みやメモをしてもいいですか?

できません。IIBC の注意事項で、問題用紙への書き込みと解答用紙の所定欄以外への書き込みは、試験中の禁止行為とされています。

TOEIC のリーディング75分はどう配分すればいいですか?

公式の配分はありません。100問を75分なので1問あたり平均45秒で、一例として Part 5 を10分、Part 6 を8分、Part 7 を57分とする方法があります。通し練習の結果を見て調整してください。

TOEIC の公式問題集や公式アプリはスマホで使えますか?

使えます。IIBC の公式教材アプリはアプリ自体は無料で、模試モードと学習モードはアプリ内で教材を買うと使えます。App Store では公式問題集13が3,300円で並んでいます(2026年10月25日時点)。

試験まで1〜2週間しかなくても Otteric は使えますか?

使えます。試験日を設定すると試験日から逆算して出題し、無料プランでも30問模試(約18分)を月2回、演習を1日3セット受けられます。本番と同じ200問の模試はプレミアムの機能です。