TOEIC の無料模試(200問)はどこで受けられる?無料の範囲を比較

Otteric 編集部 ・ 公開

要約

200問を無料で通して解ける模試は、2026年10月28日時点で確かめた範囲では、Parroto の無料TOEIC模試(リスニング100問・リーディング100問、120分、10〜990点で自動採点)が中心です。Scordia(登録不要・無料)は、リスニング100問の模試が2回分とリーディング66問の模試があり、200問をひと続きで解く形ではありません。IIBC の公式サンプル問題は Part ごとの例題でスコアは出ず、スタディング(20問)やスタディサプリ(10問)は短い診断です。abceed の模試は公式サイトで Pro の機能として挙げられており、Santaアルクは2026年9月4日以降、無料プランで登録24時間後に使える機能がおすすめ学習の1日1セルのみです。Otteric の無料プランは30問模試(約18分)が月2回までで、200問はプレミアムの機能です。

「TOEIC の模試を無料で、本番と同じ200問で受けたい」と探すと、2時間の模試、数問のサンプル、10問の診断が同じ「無料模試」として並びます。受けてから「これは模試ではなかった」と気づくのは、時間がもったいないものです。

このページでは、無料で受けられる TOEIC の模試・サンプル問題を、問題数・所要時間・登録の要否・スコア表示・広告・音声・無料の範囲で比べます。内容は2026年10月28日に、各サービスの公式ページで確かめました。公式ページに書かれていない項目は「記載なし」とし、推測で埋めていません。無料の範囲は変わることがあるので、受ける前に各ページも見てください。

無料の TOEIC 模試は、まず「何が模試か」を分けて考える

本番の TOEIC Listening & Reading Test は、リスニング約45分・100問、リーディング75分・100問の合計200問・約2時間で、結果は合否ではなく10〜990点のスコアで出ます(IIBC「TOEIC Listening & Reading Test とは」、2026年10月28日確認)。

これを基準にすると、無料と呼ばれるものは次の4つに分かれます。

  1. 公式サンプル問題:形式を知るための Part ごとの例題。スコアは出ません。
  2. 診断(10〜20問程度):数分で、いまのスコア帯の目安を出すもの。
  3. ミニ模試(30問前後):時間を計って解き、結果を見るもの。
  4. フル模試(200問):本番と同じ量を通して解くもの。

「診断」だけを比べた記事は 無料の TOEIC 実力診断の比較 にあります。このページでは、時間を計って解く「模試」を中心に見ます。

無料で受けられる模試・サンプル問題の比較表(2026年10月28日時点)

サービス種類問題数所要時間登録スコア表示広告音声無料の範囲
Parroto 無料TOEIC模試フル模試200問(L100・R100)。収録は4種類×各10回分と案内120分試験ページには記載なし。トップページの FAQ では無料アカウントの作成で全教材が使えると案内10〜990点で自動採点(L・R は各5〜495点)試験ページには記載なしリスニングあり。再生方法は記載なし模試は無料と案内。有料プランの違いは記載なし
Scordia通し模試(Part 別)リスニング100問(2回分)、リーディング66問(13回分)リーディングは目安75分(自動終了なし)不要リーディングは推定スコア(5〜495点)、リスニングは正答数・Part 別正答率「PR」表示の外部サービスの紹介ありあり(音声・スクリプト付き)全模試が無料と案内。ただし問題と解説は AI で生成し編集部が点検と説明
IIBC 公式サンプル問題公式サンプルPart 1〜7 の Part ごとに例題記載なし不要出ない記載なしリスニングは音声無料
スタディング 実力診断テスト診断20問記載なし必要(メールアドレスとパスワード)総合得点・平均点・Part 別スコア・3段階の判定記載なし記載なし無料(自動で課金されない)
スタディサプリ スコアレベル診断診断10問(各20秒)「5分で判定」と案内記載なし予測の判定(実際のスコアとは異なる可能性があると注記)記載なしあり無料と案内
Otteric診断と30問模試診断14問、30問模試診断約6分、30問模試約18分診断は不要。30問模試は無料登録(カード不要)診断はスコア帯、30問模試は L・R・合計の予想スコア記載なしあり30問模試は月2回まで。200問はプレミアム

Parroto・Scordia の「記載なし」は、私が開いたページの本文に書かれていなかった、という意味です。実際には登録を求められたり、広告が出たりする可能性もあるので、受ける前に確認してください。

200問を無料で通して解けるのは Parroto

本番と同じ量を通して解きたいなら、Parroto の無料TOEIC模試がいちばん近い選択肢です。試験ページでは、公式形式の模試が全7パートで、200問・120分(リスニング約45分・リーディング75分)、タイマー付きで10〜990点の公式スケールで採点されると案内されています。収録は「Parroto TOEIC Practice Vol. 1」「TOEIC 2026」「TOEIC 2024」「TOEIC 2023」で、各10回分とされています。

分からなかった点も正直に書いておきます。試験ページには、登録の要否、広告、音声の再生方法、無料と有料の違いが書かれていませんでした。料金ページには、無料プランとプレミアムの違いとして、プレミアムに「広告なしの体験」が含まれると書かれています。つまり無料では広告が出る可能性があります。また、料金ページのデータには、有料プランの特典として「Unlock all TOEIC practice tests」という項目があります。無料で受けられる TOEIC 模試が一部に限られる可能性があるので、受ける前にページで確認してください。ブラウザで確認した限り、「TOEIC 2026」のセットは 10 回すべてに「FREE」の表示がありました(ほかのセットは今回確認していません。開始にログインが要るかも確認していません)。トップページの FAQ には、無料アカウントを作ると全教材が使えると書かれています。

Scordia は登録不要。ただし200問をひと続きでは解かない

Scordia は、登録不要・完全無料をうたう TOEIC の学習サイトです。通し模試のページには、リスニングのフル模試(Test 8・Test 9)がそれぞれ100問で Part 1〜4 を本番と同じ構成にしてあり、リーディングは1回66問(Part 5 が30問、Part 6 が16問、Part 7 が20問)で13回分と書かれています。

特徴は次のとおりです。

  • リーディングの結果:正答数から、5〜495点の推定スコアを出します。ETS の公開サンプル換算データに基づく推定値で、公式スコアではないと明記されています。
  • リスニングの結果:正答数、正答率、Part 別の正答率が出ます。
  • 解説:全問に日本語の解説が付きます。ただし、問題と解説は AI で生成し、編集部が点検したものだと説明されています。IIBC が出題する本番の問題ではありません。
  • 時間:リーディングの上限の目安は75分です。

リスニング100問とリーディング66問は別々の模試なので、200問を120分で通して解く体験にはなりません。登録なしで、Part ごとの手応えと推定スコアを見たい人に向いています。

公式サンプル問題は、模試ではなく「形式の確認」

TOEIC を運営する IIBC は、テスト形式のページから、Part 1〜Part 7 のサンプル問題に進めます。リスニングは音声付きで、各 Part に出題形式の説明(Directions)が付いています。

ただし、サンプル問題はスコアが出ません。分かるのは「本番の問題がどんな形か」と「その問題が解けたか」です。無料で、登録も要りません。初受験の人は、模試の前に見ておくと、形式で迷う時間を減らせます。

公式の模試に近いものは、無料ではなく有料になる

IIBC の TOEIC 公式教材アプリは、ダウンロードが無料で、TOEIC 申込サイトへの会員登録(無料)が必要です。全31タイトルの公式教材の音声と、単語帳「必須の200語」が無料で使えます。一方、模試モードは「公式問題集」シリーズに含まれる機能で、App Store の価格は問題集1冊につき3,300円(税込)です。無料で使えるのは音声と単語帳までで、公式の模試を解くには教材の購入が必要です。

abceed と Santaアルクの模試は、無料版の範囲に含まれていない

  • abceed:公式サイトで、オンライン模試、TOEIC 予測スコア、おすすめ問題のレコメンドは有料の Pro プランの機能とされています。無料プランで使えるのは自動採点マークシートや学習時間の計測などです。
  • Santaアルク:App Store の掲載に、模試が200問(Full)・100問(Half)・30問(Mini)から選べると書かれています。無料の範囲の上限は App Store には書かれていません。公式ヘルプの表(画像。2026年10月28日にブラウザで確認)では、無料プランの「講義・実践模擬試験」は「利用不可」とされています。公式ヘルプでは、2026年9月4日から、無料プランで登録24時間以降に使える機能はおすすめ学習の1日1セルのみになりました。App Store の掲載には「3分でできる AI スコア診断」があり、制限なく何回でも受けられると書かれています。一方、Santaアルクは無料でどこまで使える?では、最初のレベルテストは1アカウント1回とされており、書き方が分かれています。無料プランの機能の表は、公式ヘルプの画像で確認しました(上記)。

診断と模試は何が違うのか

診断は、10〜20問ほどを解いて、いまのスコア帯と弱い Part の見当をつけるものです。模試は、問題数と時間を本番に近づけて、本番に近い点と時間配分を確かめるものです。

診断30問前後の模試200問の模試
問題数10〜20問30問程度200問
時間数分約15〜20分約120分
向いている目的初回の位置確認時間を計って解く練習、点の推移本番直前の通し練習、集中力の確認
結果のぶれ(筆者の目安)大きいやや大きい小さい

どれが上、ということではなく、目的が違います。初めて受ける人は診断で位置を確認し、試験が近づいたら200問に進む、という順番が無駄がありません。

無料模試の点が、本番と違うのはなぜか

模試の点が本番と違うことは起こりえます。理由は主に3つです。

  • 問題数:出題する問題が少ないほど、得意・苦手な形が出たかどうかで結果が動きます。一般に、問題数が少ないほど結果は動きやすいと考えられます(出典のある数値ではなく、筆者の整理です)。
  • 環境の違い:本番は会場で、音の聞こえ方も、周りの人の気配も、自宅とは違います。自宅の静かな部屋で解く模試のほうが、集中しやすいことがあります。
  • 初回の緊張:初めて受けるときは、時間配分や、マークシートに塗る作業に気を取られます。模試で慣れていても、本番では力が出し切れないことがあります。

加えて、模試ごとに問題の作り方が違います。Scordia のように、問題を AI で生成して編集部が点検した模試もあれば、公式教材の模試もあります。無料模試の点は「その模試での点」と考え、本番の点と直接比べないほうが安全です。各サービスも、結果を「予測」「推定」と書いています。

同じことを Otteric でやると

Otteric は、TOEIC L&R 専用の対策アプリです。診断と模試について、無料でできることは次のとおりです。

  • 14問・約6分の診断:リスニングとリーディングから14問を解き、いまのスコア帯と、Part 2・3・5・7 の手応えが分かります。会員登録の前に、カードなしで受けられます。1点単位の点数ではありません。
  • 30問模試(約18分)を月2回まで:無料プランの範囲です。リスニングとリーディングのそれぞれで半分以上に答えると、L・R・合計の予想スコアが出ます。予想スコアとその推移も無料で見られます。
  • 解説:根拠をハイライトで示した解説と、日本語などの訳が付きます。
  • ブラウザで動く:インストールは不要で、スマホだけで完結します。

無料プランの30問模試は、途中でやめた回も開始した時点で数えます。月2回を超えると、その月は新しい模試を始められません。

Otteric にできないこと

  • 200問の模試は無料では使えません。200問(約120分)、100問、50問の模試はプレミアム(月額890円、または年額7,500円。税込・2026年10月時点)の機能です。無料プランで使えるのは30問の模試だけです。無料で200問を通して解きたい場合は、上の Parroto のようなフル模試が選択肢になります。
  • 公式問題集や市販教材は収録していません。公式の模試を解きたい場合は、IIBC の公式教材アプリで問題集を購入する方法があります。
  • 講義動画、AI 英会話、TOEIC Speaking/Writing、英検・IELTS などの他の試験には対応していません。TOEIC L&R 専用です。

目的ごとの選び方

  • まず形式を見たい人:IIBC の公式サンプル問題。無料で登録も不要ですが、スコアは出ません。
  • 200問・120分を無料で通して解きたい人:Parroto の無料TOEIC模試。登録や広告の有無は、事前にページで確認してください。
  • 登録なしで、リスニングやリーディングの Part ごとの手応えを見たい人:Scordia。問題は AI 生成で、公式の問題ではない点に注意してください。
  • 数分で点数の目安だけ知りたい人:スタディサプリの10問診断、スタディングの20問の実力診断テスト(メールアドレスの登録が必要)、Otteric の14問診断。
  • 2時間は取れないが、時間を計って解きたい人:Otteric の30問模試(約18分、無料プランで月2回まで)。
  • 本番直前に公式の問題で通し練習したい人:IIBC の公式教材アプリで公式問題集(1冊3,300円)を購入し、模試モードを使う方法があります。
  • 模試の結果を毎日の演習につなげたい人:Otteric の無料プランは、診断のあと、演習を1日3セットまで無料で解けます。

最初の1回は、診断か30問模試で位置を確認し、200問は本番の2〜3週間前に1回通して解く、という使い分けも現実的です。

よくある質問

TOEIC の200問の模試を無料で受けられるところはありますか?

Parroto の無料TOEIC模試は、リスニング100問・リーディング100問の200問・120分で、10〜990点で自動採点されると案内されています(2026年10月28日確認)。登録の要否や広告の有無は、試験ページには書かれていませんでした。

TOEIC 公式の無料の模試やサンプル問題はありますか?

IIBC の公式サイトのテスト形式のページから、Part 1〜7 のサンプル問題を無料で解けます。リスニングは音声付きですが、スコアは出ません。公式の模試モードは、公式教材アプリで問題集(1冊3,300円)を購入すると使えます。

登録なしで受けられる無料の TOEIC 模試はありますか?

Scordia は登録不要・無料で、リスニング100問の模試とリーディング66問の模試があります。ただし200問をひと続きで解く形ではなく、問題と解説は AI で生成したものと説明されています。IIBC の公式サンプル問題も登録なしで解けます。

無料の模試で、本番に近い点は分かりますか?

200問・120分の模試なら、問題数と時間が本番に近いので、診断よりぶれは小さくなります。ただし模試ごとに問題の作り方が違い、自宅と会場の環境や初回の緊張もあるため、点数は目安として見てください。

診断と模試は何が違いますか?

診断は10〜20問ほどでいまのスコア帯と弱い Part の見当をつけるものです。模試は問題数と時間を本番に近づけて、本番に近い点と時間配分を確かめるものです。初回は診断、試験が近づいたら200問の模試、という使い分けが向いています。

abceed や Santaアルクの模試は無料で使えますか?

abceed は公式サイトで、オンライン模試と予測スコアは有料の Pro プランの機能とされています。Santaアルクは、2026年9月4日以降、無料プランで登録24時間後に使える機能はおすすめ学習の1日1セルのみと公式ヘルプにあります。Santaアルクの AI スコア診断(約3分)は、App Store に「制限なく何回でも」と書かれています(無料プランの「実践模擬試験」は公式ヘルプの表で利用不可)。

Otteric の模試は無料ですか?何問まで解けますか?

無料プランでは、30問(約18分)の模試を月2回まで受けられ、リスニングとリーディングのそれぞれで半分以上に答えると L・R・合計の予想スコアが出ます。50・100・200問の模試はプレミアム(月額890円、年額7,500円。税込・2026年10月時点)の機能です。

Otteric で200問を無料で通して解けますか?

解けません。200問(約120分)の模試はプレミアムの機能です。無料で200問を通して解きたい場合は、Parroto の無料TOEIC模試など、他のサービスが選択肢になります。

Otteric の診断は登録しなくても受けられますか?

受けられます。14問・約6分の診断は、会員登録もクレジットカードも不要です。結果は、いまのスコア帯と、Part 2・3・5・7 の手応えです。結果を保存して毎日の演習につなげるには、無料登録が必要です。