TOEIC Part 5 は全文を訳さなくていい?空欄の前後で解ける問題と、5〜6割から伸ばす練習
Otteric 編集部 ・ 公開
要約
全文を訳さなくて大丈夫です。品詞の問題のように空欄の前後だけで答えが決まる問題は、そこだけ見て解いてかまいません。ただし、動詞の形は主語や時を表す語句まで、前置詞と接続詞は空欄の後ろの形まで、語彙の問題は文全体の意味まで見ないと選べないので、「先に選択肢を見て、どこまで読むかを決める」のが基本の解き方です。Part 5 は4択の短文穴埋め問題が30問で、リーディングは75分・100問、誤答は減点されません(2026年10月26日に IIBC 公式サイトで確認)。5〜6割(30問中15〜18問)から伸ばすには、間違えた問題を「品詞・動詞の形・前置詞と接続詞・語彙」に分け、本番では訳さず、復習のときだけ全文を訳して根拠を確かめます。Part 5 だけを1セット5〜10分で練習するなら、Part 別の練習と解説・和訳を無料プランで使える Otteric も使えます。
「Part 5 は文全体を訳してから解くべき?分かるときは空欄の前後だけで解いているけど、それでいい?」という疑問はよく聞かれます。答えは「問題の種類によって、読む範囲を変える」です。前後だけで決まる問題を毎回全文訳していると時間が足りなくなり、逆に、意味で決まる問題を前後だけで解くと、ひっかけの選択肢を選んでしまいます。
このページでは、どの問題なら空欄の前後だけで解けて、どの問題なら文全体を読む必要があるのかを、例題を使って説明します。そのあとで、Part 5 が5〜6割で止まっているときの直し方をまとめます。
試験の形式と採点の決まりは、2026年10月26日に IIBC の「問題形式」、Part 5 のサンプル問題、「テスト結果について」、レベル別評価の一覧表で確かめました。この記事の例題は、説明のために新しく作ったもので、実際の試験問題ではありません。
Part 5 の形式と、全文訳がいらない理由
IIBC の問題形式のページでは、Part 5 は「短文穴埋め問題」で30問です。説明は「不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする」となっています。1つの文に空欄が1つあり、4つの選択肢から1つを選ぶ形です。
リーディングは75分で100問(Part 5 が30問、Part 6 が16問、Part 7 が54問)です。1問あたり平均45秒ですが、Part 7 は長い文書を読むので、Part 5 で45秒ずつ使うと後半が足りなくなります。Part 5 のサンプル問題のページにも、リーディング全体が75分であることと、時間内にできるだけ多くの問題に答えるよう勧める説明があります。Part ごとの時間の決まりはありません。
全文訳がいらない理由は、Part 5 には「文の形」で答えが決まる問題が多いからです。IIBC のサンプル問題の5問を見ても、同じ語の形違いから選ぶ問題が2問、前置詞と接続詞が混ざった選択肢から選ぶ問題、代名詞を選ぶ問題、意味の違う形容詞から選ぶ問題が1問ずつで、意味だけで選ぶ問題は5問中1問です。たとえば、冠詞と名詞の間が空いていれば、そこには形容詞が入ります。文の意味が分からなくても、形の決まりで答えが1つに絞れます。一方で、選択肢がすべて同じ品詞で意味だけが違う問題は、形の決まりでは絞れません。このときは文の意味を取る必要があります。
つまり大事なのは「全部訳すか、前後だけか」ではなく、問題ごとに、答えを決めるのに必要な範囲だけを読むことです。
まず選択肢を見て、どこまで読むかを決める
問題文より先に、4つの選択肢を見ます。選択肢の並び方で、問題の種類と読む範囲がほぼ決まります。
| 選択肢の見た目 | 問題の種類 | 見る範囲 | この記事の例 |
|---|---|---|---|
| 同じ語の語尾違い(careful / carefully / care / carefulness) | 品詞 | 空欄の前後1〜2語 | 例1〜3 |
| 同じ動詞の形違い(was / were / is / has been) | 動詞の形(数・態・時制) | 主語、空欄の後ろの目的語、時を表す語句 | 例4〜6 |
| 前置詞と接続詞が混ざっている(Although / Despite) | 前置詞・接続詞 | 空欄の後ろの形、そのあと文の意味 | 例7 |
| 代名詞の形違い(he / him / his / himself) | 代名詞 | 空欄の前後と、何を指しているか | — |
| 同じ品詞で意味の違う語(booked / paid / opened / delayed) | 語彙 | 文全体の意味 | 例8 |
選択肢を見て「品詞の問題だ」と分かれば、空欄の前後だけを見ます。「語彙の問題だ」と分かれば、最初から文全体を読みます。この切り替えを毎問するのが、Part 5 の解き方の中心です。
種類ごとの読み方を短くまとめると、次のとおりです。
- 品詞:空欄の前後の語の品詞を見て、入る品詞を決める
- 動詞の形:主語は単数か複数か、主語が「する」側か「される」側か、いつの話か、の3つを確かめる
- 前置詞・接続詞:空欄の後ろが名詞のまとまりか、主語+動詞か、で半分に絞り、残りを意味で決める
- 語彙:文全体の意味をつかみ、空欄の前後の語との組み合わせ(よく一緒に使う語)も確かめる
空欄の前後で解ける問題:品詞
品詞の問題は、空欄の前後だけで解ける典型です。文全体の意味は分からなくてもかまいません。
例1
The marketing team made a ____ decision to delay the product launch.
(A) careful (B) carefully (C) care (D) carefulness
正解は (A) careful です。空欄の前が冠詞の a、後ろが名詞の decision です。冠詞と名詞の間に入って名詞を説明するのは形容詞なので、-ful で終わる careful を選びます。見たのは「a ____ decision」の3語だけです。
例2
Ms. Okada ____ reviewed the contract before signing it.
(A) thorough (B) thoroughly (C) thoroughness (D) more thorough
正解は (B) thoroughly です。空欄は主語 Ms. Okada と動詞 reviewed の間にあります。空欄がなくても「Ms. Okada reviewed the contract」で文が完成しているので、空欄に入るのは動詞を説明する副詞です。
例3
The ____ of the new branch office has been scheduled for next April.
(A) opens (B) opened (C) opening (D) to open
正解は (C) opening です。The と of の間は名詞の場所です。選択肢の中で名詞として使えるのは opening(開業・開店)だけです。
品詞の問題を速く解くには、語尾で品詞を見分けられることが前提になります。よく出る語尾は次のとおりです。
- 名詞:-tion、-ment、-ness、-ity、-ance
- 形容詞:-ful、-ive、-able、-ous、-al
- 副詞:形容詞+-ly(carefully、thoroughly など)
ただし、friendly や likely のように -ly で終わる形容詞や、representative・alternative(-ive)、proposal・approval(-al)のような名詞もあります。語尾だけで決めて迷ったときは、その語を辞書で確かめておくと、次から迷いません。
主語や時の言葉まで見る問題:動詞の形
動詞の形の問題は、空欄のすぐ隣だけでは決まらないことがあります。見るのは、主語(単数か複数か)・態(する側かされる側か)・時制(いつの話か) の3つです。どれも文全体を訳す必要はありませんが、空欄から少し離れた語まで見ます。
例4(主語の数と時制)
The results of the customer survey ____ posted on our website last Friday.
(A) was (B) were (C) is (D) has been
正解は (B) were です。空欄の直前の survey は単数ですが、文の主語は The results(複数)です。of the customer survey は results を後ろから説明しているだけです。さらに、文の最後に last Friday(先週の金曜日)があるので過去形です。空欄の直前だけを見て「survey だから was」と選ぶのが、典型的な間違いです。
例5(態)
All expense reports must ____ by the end of the month.
(A) submit (B) be submitted (C) submitting (D) have submitted
正解は (B) be submitted です。must の後ろは動詞の原形なので (C) は外れます。主語の expense reports(経費報告書)は自分で提出するのではなく、「提出される」側です。空欄の後ろに目的語もありません。そのため、受け身の be submitted を選びます。
例6(時制。ヒントが文の最初にある)
Since the company introduced online ordering three years ago, its sales ____ steadily.
(A) grow (B) will grow (C) have grown (D) growing
正解は (C) have grown です。決め手は文の最初の Since ... three years ago(3年前に〜して以来)です。「〜以来ずっと」なので現在完了を選びます。空欄の前後の its sales と steadily だけを見ても決まりません。時制の問題では、時を表す語句(yesterday、next week、since、by the time など)を文の中から探すのが近道です。
空欄の後ろの形で絞る問題:前置詞と接続詞
前置詞と接続詞の問題は、2段階で解きます。最初に形で半分に絞り、次に意味で1つに決めます。
例7
____ the heavy rain, the outdoor concert was held as scheduled.
(A) Although (B) Despite (C) Because (D) Due to
まず形を見ます。空欄の後ろは the heavy rain という名詞のまとまりで、主語と動詞がありません。名詞のまとまりの前に置けるのは前置詞なので、(B) Despite と (D) Due to が残ります。Although と Because は接続詞で、後ろに主語+動詞が必要です。
次に意味を見ます。「激しい雨」と「野外コンサートは予定どおり開かれた」は、ふつうなら逆になりそうな内容です。逆接の Despite(〜にもかかわらず)が正解です。Due to(〜のために)を入れると「雨のせいで予定どおり開かれた」になり、意味が通りません。
このように、前置詞と接続詞の問題は「前後だけ」では最後まで決まりません。ただし、全文を日本語に直す必要もありません。2つの部分の関係が「順接か逆接か」「原因か結果か」が分かれば十分です。
文全体の意味がいる問題:語彙
選択肢がすべて同じ品詞で、意味だけが違う問題は、文全体を読みます。形の決まりでは絞れないからです。
例8
Because of the strong demand, the hotel was fully ____ throughout the conference week.
(A) booked (B) paid (C) opened (D) delayed
4つとも過去分詞で、どれを入れても文の形は正しくなります。決め手は文の前半の Because of the strong demand(需要が大きかったので)です。需要が大きかった結果として、ホテルが「すっかり予約で埋まった」と考えると、(A) booked が正解です。fully booked(満室・満席)は、よく一緒に使われる組み合わせです。
語彙の問題を前後だけで解こうとすると、「hotel と opened はつながりそう」のように、部分的に意味が通る選択肢を選んでしまいます。文の前半の理由まで読むと、opened では「需要が大きかったので」とつながらないことが分かります。
語彙の問題で大事なのは、単語の意味を1つ覚えるだけでなく、一緒に使われる語の組み合わせで覚えることです。fully booked、submit a report、take effect(効力を生じる)のように、2〜3語のまとまりで覚えておくと、文全体を細かく訳さなくても正解が浮かびやすくなります。
「前後だけ」で間違えやすいパターン
前後だけで解く方法は速いぶん、決まったパターンで間違えます。次の4つは、空欄の外まで目を広げるべき合図です。
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空欄の直前が名詞でも、それが主語とは限らない:例4のように、主語のあとに of ... や前置詞のまとまりが入ると、直前の名詞と本当の主語がずれます。動詞の数を決めるときは、文の頭まで戻って主語を探します。
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文の動詞がすでにあるかどうか:次の例を見てください。
The manager ____ the new project will present the plan at Monday's meeting.
(A) leads (B) leading (C) has led (D) will lead
空欄の前後だけ見ると、leads や will lead も入りそうに見えます。しかし文の後半に will present という動詞があります。1つの文に、接続詞なしで動詞を2つは置けません。正解は (B) leading で、leading the new project(新しいプロジェクトを率いる)が The manager を後ろから説明しています。空欄の後ろを文の終わりまで見て、動詞の数を数えると気づけます。
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品詞の問題に見えて、意味で選ぶ問題:選択肢が4つとも形容詞(reliable / responsible / considerable / comparable など)なら、品詞では決まりません。語尾が似ているだけの語彙の問題です。
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代名詞が何を指すか:him と himself のように、形の決まりで2つに絞れても、空欄がだれを指すかで答えが変わることがあります。文の主語と、空欄が指す人が同じかどうかを確かめます。
「前後だけで解いたけれど、何となく自信がない」と感じた問題は、だいたいこの4つのどれかです。その感覚があるときだけ、文全体を読み直します。
時間の使い方:迷ったら印をつけて次へ
Part 5 は、Part 6・7 の時間を作るための Part でもあります。リーディング75分のうち Part 5 にどれだけ使うかは決まっていませんが、たとえば Part 5 を10分で終えれば、Part 6・7 の70問に65分を残せます。Part 5 で20分使うと、残りは55分です。
時間を守るために、次の3つを決めておきます。
- 品詞の問題は前後を見たら即答する:見る範囲が狭いので、迷う理由がありません。ここで時間を稼ぎます。
- 語彙の問題で知らない単語ばかりなら、長く考えない:知らない単語は、考えても思い出せません。いちばん自然に思える選択肢をマークして次へ進みます。
- 迷ったら必ずどれかをマークする:IIBC の「テスト結果について」には「TOEIC L&Rの採点は正解数に基づいて行われます。誤った解答は減点されませんので、答えに迷った場合でもどれか1つにマークすることをお勧めします」とあります。空欄のまま残すと、当たる可能性が0になります。
練習のときは、10問ずつ時間を計って解き、1問あたりの時間を記録しておくと、本番の配分が決めやすくなります。リーディング全体の時間配分や、Part 7 で時間が足りない人の解き方は、Part 7 の時間配分の記事にまとめています。
5〜6割で止まるときは、間違いを種類で分ける
Part 5 で5〜6割というのは、30問中15〜18問の正解です。ここから伸ばすには、問題をたくさん解く前に、どの種類の問題で落としているかを数えます。
手順は次のとおりです。
- 30問(または20問)を時間を計って解く:本番に近い形で解きます。
- 間違えた問題に、種類をつける:品詞・動詞の形・前置詞と接続詞・代名詞・語彙のどれかに分けます。上の「選択肢の見た目」の表がそのまま使えます。
- 原因もつける:「知らなかった(ルールや単語を知らない)」「知っていたが、見る範囲を間違えた」「時間がなくて勘でマークした」の3つに分けます。
- いちばん多い組み合わせから直す:「品詞 × 見る範囲の間違い」が多いなら解き方の問題、「語彙 × 知らなかった」が多いなら単語の量の問題です。
IIBC のレベル別評価の一覧表を見ると、文法と語彙が伸びる順番の目安が分かります。リーディング 320〜225 の帯の長所には「よく使用される、規則に基づいた文法構造が理解できる」とあり、弱点には「似たような意味で使われる複数の単語は区別できないことが多い」とあります。この語彙の弱点は、1つ上の 420〜325 の帯の弱点にも書かれています。決まった規則で解ける文法の問題は先に安定し、意味の近い語を選び分ける語彙の問題は、もっと上のスコア帯まで課題として残る、と読めます。
そのため、5〜6割の段階では、まず品詞と動詞の形を落とさないことを目標にするのが近道です。ルールの数が限られていて、覚えればすぐ点になります。語彙は、毎日少しずつ増やしていく前提で並行して進めます。
なお、Part 5 の正答率を Part 別に知りたいときは、公式問題集での集計や、公開テストのあとに見られる IIBC の「あなたへのアドバイス」が使えます。やり方は TOEIC で苦手な Part を知る方法の記事にまとめています。
本番は訳さず、復習では全文を訳す
「全文を訳さなくていい」のは、本番と、時間を計って解く練習のときの話です。復習のときは、全文を訳したほうが伸びます。 間違えた問題の文を最後まで理解しておくと、同じ形の問題が出たときに、前後だけで自信を持って解けるようになるからです。
間違えた問題は、次の順で解き直します。
- 根拠を言葉にする:「冠詞と名詞の間だから形容詞」「主語が results で複数だから were」のように、正解の理由を一文で言えるようにします。言えないなら、まだ理解できていません。
- ほかの3つが違う理由も言う:「although は後ろに主語+動詞が必要だから外れる」のように、不正解の選択肢を外す理由も確かめます。ひっかけの選択肢を見抜く力は、ここで身につきます。
- 全文を和訳と照らす:文全体の意味を確かめ、知らなかった単語や組み合わせ(fully booked など)を書き出します。
- 数日あけて、同じ問題をもう一度解く:答えを覚えているかではなく、根拠を言えるかを確かめます。2回目でも根拠が言えなかった問題だけを残し、次の復習に回します。
この解き直しは、1問に数分かかります。1日に新しい問題を30問解くより、10問を解いてしっかり解き直すほうが、5〜6割からは伸びやすいはずです。毎日決まった量を続けたい人は、「Part 5 を10問、解き直しまで」のように量で決めておくと、忙しい日でも続けられます。
練習に使う教材と、試験直前のやり方
教材は、「本番形式で測るもの」と「種類ごとに練習するもの」を分けて考えると選びやすくなります。
| 教材 | 向いている使い方 | Part 5 で分かること |
|---|---|---|
| 公式問題集(IIBC) | 本番と同じ形式で、Part 5 の30問を時間を計って解く | 本番形式での正答数と、かかった時間 |
| TOEIC 公式教材アプリ(IIBC) | 公式教材の答え合わせ・復習 | 書籍の公式教材があればマークシート機能で各パートの正答率と間違った問題。アプリで買った教材は間違った問題だけを抜き出して復習できる |
| 市販の Part 5 専用の問題集 | 品詞・動詞・前置詞などの種類ごとにまとめて解く | 種類ごとの弱点 |
| Otteric | Part 別の練習で Part 5 を短く毎日 | 問題文の和訳と解説で、正解の理由を確かめられる |
公式問題集は「いまの実力を測る」のに向いていて、何度も解くと答えを覚えてしまいます。種類ごとの練習は、市販の Part 5 専用の問題集やアプリで量を確保します。アプリの無料範囲と料金の違いは、TOEIC 対策アプリの無料範囲の比較で比べています。
Otteric では、Part 1〜7 の中から Part 5 を選んで集中して練習できます。1セットは5〜10分で、無料プランでは演習を1日3セットまで解けます。解答のあとには正解の選択肢と和訳、解説が出るので、上の「復習では全文を訳す」をそのまま進められます。正解の語を空欄に入れた完成文と和訳、解説は、無料プランでも読めます。
試験の直前(数日〜1週間前) に Part 5 をやるなら、新しい問題集を始めるより、これまでに間違えた問題の解き直しを優先します。特に「品詞」と「動詞の形」の問題を見直して、根拠を言えるかを確かめます。知らない単語を直前に大量に覚えるより、ルールで解ける問題を確実に取るほうが点になりやすいからです。直前期の全体の進め方は TOEIC 直前2週間の対策の記事を見てください。
よくある質問
TOEICのPart 5は文全体を訳してから解くべきですか?
毎回訳す必要はありません。品詞の問題のように空欄の前後だけで答えが決まる問題は、そこだけ見て解いてかまいません。ただし、語彙の問題は文全体の意味を、前置詞と接続詞の問題は空欄の後ろの形と文の意味を見ないと選べません。先に選択肢を見て、どこまで読むかを決めます。
Part 5を空欄の前後だけで解くのは、だめなやり方ですか?
品詞の問題ならよいやり方です。ただし、主語の数(直前の名詞が主語とは限らない)、文の動詞がすでにあるか、時を表す語句が離れた場所にあるときは、前後だけでは間違えます。前後だけで解いて自信がないと感じたときは、文の頭まで戻って主語と動詞を確かめてください。
Part 5の文法問題と語彙問題はどう見分けますか?
選択肢を見ます。同じ語の語尾違い(careful / carefully など)なら品詞、同じ動詞の形違いなら動詞の形、前置詞と接続詞が混ざっていればその区別の問題です。4つとも同じ品詞で意味だけが違うなら語彙の問題なので、文全体を読みます。
Part 5は何分で解けばいいですか?
Part ごとの時間は決まっていません。リーディングは75分で100問(Part 5が30問、Part 6が16問、Part 7が54問)なので、1問あたり平均45秒です。たとえばPart 5を10分で終えれば、Part 6・7の70問に65分を残せます。練習では10問ずつ時間を計って記録すると配分を決めやすくなります。
Part 5で分からない問題は空欄のままでいいですか?
必ずどれかをマークしてください。IIBCは、採点は正解数に基づいて行われ、誤った解答は減点されないので、迷った場合でもどれか1つにマークすることを勧めています(2026年10月26日確認)。
TOEICのPart 5で5〜6割しか取れません。何から直せばいいですか?
間違えた問題を、品詞・動詞の形・前置詞と接続詞・代名詞・語彙に分け、さらに「知らなかった」「見る範囲を間違えた」「時間切れ」に分けて数えます。規則で解ける品詞と動詞の形を先に落とさないようにし、語彙は毎日少しずつ並行して増やします。復習では全文を訳し、正解とほかの選択肢が違う理由を言えるようにします。
試験直前にPart 5の対策をするなら、何をすればいいですか?
新しい問題集を始めるより、これまでに間違えた問題の解き直しを優先します。特に品詞と動詞の形の問題を見直し、正解の根拠を一文で言えるかを確かめます。
Part 5とPart 6の解き方の違いは?
Part 5は1つの文の中の空欄で、4つの答えは単語や句です。Part 6は長文の中の空欄で、IIBCの説明では答えが単語や句または一文で、各長文に設問が4問ずつあります。Part 6では空欄のある文だけでなく、前後の文の流れを読む必要がある問題が加わります。